穏やかな午後

穏やかな午後

純白のシーツ

あなたとおれがふたりきり

見詰め合うとなにもいえなくて

ただ涙があふれる

若く愚かな日々と

繰り返した数々の暴言

しかしあなたのほほえみは

それを雪のように消してくれた

さしのべた腕の中で

おれは子猫となる

その力強い抱擁が

すべての罪を浄化して

気高い花に変えてくれるのだ

やっとめぐりあえた

おれにとっての完全なる人よ

そのなかでおれは

進化の高みへと登攀するのだ