天安艦沈没報道への疑義

http://list.jca.apc.org/public/cml/2010-May/004147.html



[CML 004217] 天安艦沈没事件について

>上記の声明、社説、報道は、4か国合同調査団の最終報告が正しいものと前提してはじめて成立するは
ずのものですが、上記に見る声明、社説、報道はすべて同最終報告を鵜呑みにするばかりで、同報告を
批判的に検討した形跡はまったくといってよいほど見られません。同調査団は韓国国内10の専門機関
の専門家25人と軍専門家22人、国会推薦の専門委員3人、米国・オーストラリア・英国・スウェーデン
か国の専門家24人が参加して、科学捜査、爆発類型分析、船体構造管理、情報分析など4分科に分け
て調査活動を実施されたということですが(同報告書)、「国防部が主導した名前だけの国際軍民調査団
の最終報告」「国際軍民合同調査団といっても、実質的な調査に当たっているのは韓国軍特殊部隊であ
り、米英豪・スウェーデンの調査委員は結果を見せられているだけに過ぎない」(河信基の深読み 2010
年5月19日)、「合同調査団の結論には内部で異論があった」(前出 2010年5月22日)などの指摘もあっ
て、韓国政府がいうように「科学的、客観的調査」だったかどうか疑問が残ります。



>上記でご紹介した河信基さんは上述の記事で次のような警句を述べていました。最後にその言葉を
ご紹介して終わりにしようと思います。

>「衆愚的なポピュリズムは、『嘘も百回つけば真実になる』とのナチス式の扇動宣伝工作に乗せられ
ることから始まる。旧日本軍大本営の『鬼畜米英』もその類である。/現時点で、天安艦沈没が北朝
鮮のよるものと断定するような報道は、その苦い歴史的な教訓を思い起こさせる。この事件は扇動
に乗せられ易いか、それとも、冷静な判断が出来るかが試される試金石と言える(河信基の深読み 
2010年5月6日)。