詩歌
夜の静寂の中おれはラジオのスイッチを付け指が覚えている周波数に合わせる流れ出したのはリバプールでもベイエリアでもないところからの最高にホットなナンバー湿った四畳半に海を越えて流れ込む大いなる大地の風聞こえる見える海のかなたからおれに語りか…
耐えてよし 根雪の下の 春芽かな
この詩は「男が暗い夜の川に何かを投げる」という一つのイメージから 逆算して生み出されたものである。「彼は何者でなぜそんなことをしたのか」しかし結果として「Love is everything 」のカウンターパートになったということも おれにとっては興味深いもの…
一夜限りの割り切り出会い ちょっとの失望を欲望に スリルを愛に読み替えて 二人は今one night lover名も知らぬホテルで、アドリブで綴るプロフィール 小さな矛盾から 透けて見える君の不幸は おそらくおれの過去の合わせ鏡君の中心から漏れ出したおれの愛の…
jsfのテーマ 作：オルタナ有志http://yy31.kakiko.com/test/read.cgi/x51pace/1262603438/5 5 ：jsfのテーマ：10/01/07 18:54:21 id:FKOO6CFX これでみんなに 威張れたらいいと 逆転目論む 浅ましさ その場しのぎの デマカセ言って ひたすら 落ちぶれる 後ろ…
麦の秋 ビアガーデンの 透谷忌かき氷 時の記念日 蟻地獄時鳥 夜焚釣堀 御来迎こいのぼり 暑中見舞の 螢籠電波の日 莢豌豆の 青深し
楽園に花摘む乙女を銃剣で脅し「拉致」せる「皇軍兵士」明日の命知れぬ兵士は「慰安婦」の胸で泣く赤子のように今ここに在るわたしこそ証拠だと叫ぶハルモニの声をこそ聞け
朝焼けのストリート お前の瞳に捕らえられたとき おれのすべては変わったワルで鳴らしたおれだけど お前の前だけはよい子でいたいLove is power Love is freedom Love is everything for us! 夕焼けの海岸を お前と追いかけっこ 二つの影が一つに溶けて強面…
ヤスクニの闇を切り裂きアジアから光差し込む反天連デモ アジアより来たれる友と手を組みて共に撃つべし天皇制を ファシストの罵声に負けず翻る「アジア連帯講座」の幟誇らし 三里塚の民に奮いし機動隊の盾と手甲はデモを守らず あと二週間の命と知るや醜悪…
翡翠にアクアマリンに姿を変えていく海今は燃え上がるルビーの色ボードレールとモエ・シャンドンをかたわらに見守るおれの下で輝きを放つ若くしてすべてを手に入れたことは不幸なのか顔のない卑劣漢は今日もおれを責めるしかし立ち上がらなくては人々に知恵…
